大道塾について

第9回全日本選手権大会にて優勝した東孝創始者により、大道塾は、柔道界(三段)から、極真空手の世界に転身し、1981年に宮城県仙台市に創立されました。

打撃系総合武道・空道の創始者。創立者・代表師範・塾長。高校時代に柔道を習得。卒業後、自衛隊を経て、早稲田大学第二文学部在学中に極真会館に入門。早稲田大学極真空手部(早大極真会)創設・初代主将その後、極真会館が主催する選手権大会に参戦し、人間機関車と称された。極真会館宮城県支部を前任の宮本和範から引き継ぎ、支部長に就任。北斗旗大会の前身にあたる全東北空手道選手権大会を開催していた。極真カラテでの禁じ手を解禁した、手による顔面攻撃・投げ技ありの格闘空手・大道塾を設立。後にはさらに締め技を取り入れ、自流の武道として空道を立ち上げ。(令和3年)逝去。享年71歳。


生年月日:1964年5月18日
出  身:宮城県岩沼市
国際空道連盟大道塾七段
国際空道連盟S級審判員
大道塾仙台西支部支部長
宮城県仙台南高等学校卒、東北学院大学経済学部卒

【主な戦績】
1984年、87年、89年北斗旗全日本体重別選手権大会重量級優勝
1985年、86年、89年、92年北斗旗全日本無差別選手権大会優勝


現在は、大道塾は、東京都豊島区に総本部を置き、「21世紀の武道 空道」を世界に発信している、日本有数のきぼ(現在国内100箇所以上、海外60ヵ国)を持つ、日本における総合武道のパイオニアとなった団体です。「NPO国際空道連盟」および「(社)全日本空道連盟」の傘下団体として、実戦性と安全性を重視した武道スポーツ「空道」の普及に努めています。

大道塾は、強くなるための稽古・努力が、「武道家としてではなく人間として完成する」ために役立つという信念から、人間形成・教育の場としての道場であるという意味を込め、「塾」という言葉を使っています。また大道塾の「大道」は、「大道無門」大道に至る門なし。すなわち、人の世のすべてが修行の糧、至高にめぐり着く道程となりうる、という言葉から借りており、先入観や固定観念を避け、すべてを抱含し、しかしひとつには偏らない自由、開放を塾是としています。

※1「空道(くうどう)」。頭部に「ネオヘッドギア空(ねおへっどぎあくう)」という特別に開発された補助具を着用し突き技、蹴りに加え、投げ、頭突き、肘打ち、金的蹴り、寝技、寸止めマウントパンチ、関節技、絞め技など様々な攻撃が認められる総合武道

※2「大道塾」という名称の由来:中国、南宋の慧開和尚の書「無門関」の序文
「大道無門千差路有透得此関乾坤独歩=大道無門、千差の路有り。この関を透得せば乾坤独歩ならん」を典拠とします。即ち(仏法の)「大道(至高)に至る には一定した門がない=大道(至高)に至る路は無数にあり、四方・八面一切のものが修行になる。この路の関(関門≒難所≒修行)を透(透≒通過)得(でき れば)、乾坤(天地≒人世)を一人でも(堂々と)歩める」という言葉に由来しています。

(全日本空道連盟大道塾総本部オフィシャルホームページより)